弁膜症





大動脈弁閉鎖不全症 Sellers分類

I度逆流ジェットのみが認められるもの
II度逆流ジェットのほかにわずかに左心室が造影されるもの
III度左室が濃く造影されるもの
IV度左室が大動脈よりも濃く造影されるもの




僧帽弁閉鎖不全 Sellers分類

[Sellers RD et al: AM J Cardiol 14:437-447, 1964]

I度逆流ジェットのみが認められる。わずかに左房は造影されるが速やかに消失する。
II度逆流ジェットを認め、中等度に左房は造影されるが、速やかに消失する。
III度左房が左室と同程度の濃度で造影される。一般に左房はかなりの拡張を示し、造影剤は徐々に消失する。
IV度左房が左室よりも濃く造影され、造影剤は長時間消失しない。左房の拡張は著明で左室も拡張する。




僧帽弁狭窄 Sellers分類

[Sellers TH et al: Brit Medical J 2:1059-1067, 1953]

I度(可動弁)弁口に軽度リウマチ性変化を認めるのみで弁下部(腱索・乳頭筋)の病変がほとんどない。弁尖は柔軟で可動性良好。
II度(肥厚弁)弁は肥厚し、腱索短縮が進行しているが、弁尖の可動性は保たれる。
III度(硬化弁)弁尖の可動性が悪く、腱索・乳頭筋の器質化が進行している。弁尖および弁下組織の病変は高度で、漏斗状を示し、弁尖の可動性は消失する。