Jazz小説

 筒井康隆の小説である。短編集だ。
一作品はせいぜい15ページ程度、だいたい一章一曲分の長さだ。
というわけで12曲からなるアルバムと考えるべきだろう。

内容はまったくいつもの筒井である。
だが、Jazzを知っているものはより深いにやにやが得られるに違いない。
「Jazz=おしゃれ音楽」ではないことを知っている「正しいJazz関係者」のための小説だと思う。

また、昔の日本Jazz事情も垣間見えて楽しい。
個人的には「ボーナスを押さえろ」が好きだ。