Candela


 ええと、僕は見かけこそユニクロがよくお似合いのもっさりした男子ではありますが、インテリアとかにはかなり興味のあるお子でして、家にはElle Decoとか、Modern Livingとかがそういう「いつ用があんねん」的な家具雑誌が無意味に転がったりしていたりします。

 ささやかながら、そういう高級げたものの恩恵に浴することもある。たとえば、食卓のランプはPH5という有名な(逆にいうとベタな)ものだったり(ま、しかしこれこの前落っことして歪めちゃったんですけれども、その話はまた今度)、寝室、これは和室なわけですが、ヤコブセンの木のライトだったりします。


 しかし、いまの寝室は、読書をする時にはちょっと不便だったりするのね。

 この前まで住んでいたのは12畳くらいのワンルームでした。ワンルームっていうのはすべてが一ヶ所にあるから、だらしなく暮らすのには最適でして、ベッドの横には当然勉強机的なものがあるから、ベッドで本でも読もうという時には、そのスタンドライトの光をベッドサイドに向けていればそれで事足りていたわけです。寝る時は腕を伸ばしてぱちりと消せばよかった。

 しかし、今住んでいるところは、リビングも寝室も別ですから、「おやすみ前読書」をする時にはベッドサイドには照明がないので不便。かといって、天井の照明をつけていたのでは、一人で寝ている場合はいいですが、一緒に寝ている人の邪魔になったりする。

 ということで色々スポット照明を探していたわけですが、Candelaというのが割と目的に叶っているような気がしました。

 これって四つのワイヤレスの光源と、充電プレートからなっています。上の、「パナップ」みたいな形の白いのが光源でして、これを光源を持ち上げると自動でスイッチが入り、光がつきます。光は、指向性のあるものではなく、ぼわりと光るような感じです。プレートに置くと消えます(下に、スイッチもついてます)一つ一つの光源は大体五時間くらいは保つ。

 発売されたのは結構前だったと思うのですが、発売当初にもそういうオサレ雑誌にて当然チェックしてました。その頃は私はワンルーム一人暮らしとかだったので、こんなもの全く必要性を感じなかった。正直に言って、なんてしゃらくさい、いけ好かない道具だと思ってたんです。

 しかし状況が変わるとそういう家具の必要性も変わる。今まで役に立たなさそうだった道具が、急に必要性を帯びてくるのは面白い。

 まるでドラクエとかみたいだ。
 

 とりあえず、今、この生活スタイル、自宅の家具の配置では結構便利であります。本を読むには、それこそ、おでこにこのCandelaをくっつけるようにして、まるで一角獣のような格好で使わないとちょっと読めないわけですけれども、ちょっと情けないけれども、まあまあ便利です。


(Jan 2006)