Sweetie



 数年前からスウィーティーという果物をスーパーで見かけるようになった。

 イスラエル産らしいが、味はグレープフルーツにちょっと似ている。

 

 国際果物市場の動向に暗い私には、いつの頃からか大々的に売られるようになったのかはよく知らないのだが、なぜこの果物がどんどん売られているのだろうかといつも疑問に思う。味やジャンル的にはグレープフルーツと同じようなポジションに思えるのだ。食べ慣れたグレープフルーツをわざわざやめてスウィーティーに鞍替えしたくなるほどスウィーティーがおいしいわけでもないし、安いわけでもない。あえて種類が増える必然性は僕には感じられないのだが。

 そんなわけでスウィーティーは僕の中では「変な味のグレープフルーツ」以上のものではない。



 もう一つ、レッドクローブという果物もある。ブドウによく似た形であるが、渋みがかなり強く味は国産ぶどうなどに比べるべくもないが、ただこちらの値段は滅茶苦茶に安い。これも「変な味のぶどう」と思っている。
 
 二つの大皿を並べよう。

 一つの大皿には山形のサクランボ、山梨の巨峰(広島産のピオーネでも良い)、グレープフルーツを置いてみよう。もう一つの大皿にはアメリカンチェリー、レッドクローブ、スウィーティーをおいてみる。

 まるで「黄門様ご一行」に対する「ニセ黄門様」のようではないか。

 もしくは、タモリとさんまの司会と思ったらコージー富田と原口あきまさだった、とか。