国家試験体験記(その3)

いよいよ当日の朝なのだ。

集合8:20、「原則として遅刻は認めない」とあったので早めに(8:00頃)行ってみたが、キャンパスに各地の医学部生と思われる人があちらこちらに散在しているだけ。
早く来すぎて失敗。

周りもさほど緊張していない様に見える。
あまり気が引き締まらない。
まるで模試のようだ。
人生を左右するかなり重要な試験のはずなのに。
だが、おかげで楽に試験を進めることが出来た。

教訓:やっぱりみんな(半分)大人なのでそういうところは淡々としてます。
一日目はもとよりさほど気にしていなかったのでつつがなく終了。
出来も、普通。
Cはかなり出来た印象。


あ、そうそう、直前情報についてだ。

直前情報とは?
 前述したように医師国家試験では大多数の受験生が同じホテルに泊まるわけである。そこでは予備校や他の学校から様々な怪情報がファクスで送られてくるのである。
たとえば、「今年は小口病(病気の名前)がでる」とか、「問題作成委員の◯◯大の××先生がCAPDについて勉強しとけ、とおっしゃったらしい」とか。
さて、我々は前述した様に少人数で部屋をとったので、当然直前情報などは無い。
しかし、そもそもそういうつもりだったので全然平気である。

…大体ぃ、直前情報がずばずば当たるという話、聞いたこと無いしぃ〜。

そう、当然ながら直前情報が100%あたる、ということはあり得ない。
おそらく、冷静に考えると直前情報のHit率は、国試ガイドライン全般に対する国家試験の出題範囲の比率とさほど変わらないのではないか。

国家試験の前日というのは重要な時間であり、自分の苦手な所を再チェックした方が、得点につながる。直前情報を吟味するということは、その大切な時間を失うことを意味する。
前日、ホテルに泊まった時点で全くノーマークの部分の情報が流れてきた場合は別だが、一応我々は国家試験の範囲を一度は勉強している筈なのである。従って、自分でピックアップした苦手部分の復習の方が情報としては高密度に違いない。
というわけで多分、直前情報はOmitしても大丈夫。

しかし、見方を変えると、直前情報もあながち無意味ではないのかもしれない。 みんなでわいわい相談するのもお祭り気分でいいのかもしれないし、新しい情報を得た、という安心感と優越感を手に入れることが出来るから。

そう、国家試験に望むにあたって最も重要なのは「安心」なのである。

それに、国試浪人したらもう、そんな風にみんなで騒げないだろうしなぁ…



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