食道疾患




食道静脈瘤

(日本門脈圧亢進症食道静脈瘤学会 1996)
L: location
占拠部位
Ls superior 上部食道
Lm midium 中部食道
Li inferior 下部食道に限局
Lg gastric 胃静脈瘤
 Lg-c 噴門輪に近接する静脈瘤
 Lg-f 噴門輪に離れて孤立するもの
F:form
形態
F0 静脈瘤として認められないもの
F1 直線的な細いもの
F2 連珠状、中等度
F3 結節状、腫瘤状
C: color
色調
Cw (white)
Cb (blue)
血栓化静脈瘤は -Thを付記
RC:red color sign
発赤所見
RWM red wale marking(ミミズばれ)
CRS cherry red spot様所見
HCS hematocystic spot 出血・血豆様所見
発赤所見の程度 RC(-) 発赤所見を全く認めない
RC(+) 発赤所見を限局性に少数認める
RC(++) +〜+++の中間
RC(+++) 発赤所見を全周性に多数認める
 telangiectasiaの有無をTE(+)(-)で附記する
 RWM,CRS,HCSはRCの後に附記する
出血性所見と
 止血後の所見
Bleeding sign
噴出性出血 spurting bleeding
滲み出る出血 oozing bleeding
赤色栓 red plug
白色栓 white plug
粘膜所見
Mucosal finding
びらん Erosion E
潰瘍 Ulcer Ul
瘢痕 Scar, S



逆流性食道炎 LA分類

(第10回世界消化器病学会 1994)
gradeA一カ所ないし二カ所の粘膜障害を有するがいずれも長さが5mmを越えないもの。
gradeB少なくとも一カ所の粘膜障害が長さ5mm以上あり、二条の粘膜襞上に存在する粘膜障害が互いに連続していないもの。
gradeC少なくとも一カ所の粘膜障害が二条ないしそれ以上の粘膜壁に連続して広がっているが全周性でないもの。
gradeD全周性の粘膜障害




逆流性食道炎の分類


食道疾患研究会分会 ('96 東京分類)
Grade0所見なし
Grade1発赤あるいは白色混濁の見られるもの
Grade2びらん・潰瘍が食道胃接合部より5cm未満で癒合の見られないもの
Grade3びらん・潰瘍が食道胃接合部より5cm以上10cm未満、または癒合のみられるもの。ただし全週性でない。
Grade4びらん・潰瘍が食道胃接合部より10cm以上にみられるもの、または全週性のもの
Barrett食道、食道の円柱上皮部の長さを記載する
狭窄:おおよその径を記載
注)ヨード染色にて初めて認識できる線状の不染帯もGrade 1に含める。 閉口する2つの病変が連続している場合癒合という。癒合の見られないものとは、大部分が線状または点状びらんである。

 日本では粘膜の色調変化を逆流性食道炎の所見と解釈するが、LA分類策定の過程ではこのような所見は観察者によって判定の異なることが多く、分類には取り入れられない。
しかし、日本では Grade M(minimal change)として加えて用いることが多い。
T型食道炎、U型食道炎:T型は縦(線条)型、U型は全周型。
(遠藤ら 1976)