慢性膵炎




慢性膵炎の臨床診断基準

(日本膵臓学会 1995)

確診例) definite chronic pancreatitis

1aUSに於いてAcoustic shadowを伴う膵内の高エコー像(膵石エコー)描出される。
1bCTに於いて膵内の石灰化が描出される。
2ERCPにて次のいずれかを認める。
 膵に不均等に分布する、不均一な分枝膵管の不規則な拡張
 主膵管が膵石/非陽性膵石/蛋白栓などで閉塞
または狭窄しているときは乳頭側の主膵管あるいは分枝膵管の不規則な拡張
3セクレチン試験に於いて重炭酸塩濃度の低下に加え膵酵素分泌量と膵液量の両者/いずれか一方の減少が存在。
4生検膵組織・切除膵組織に於いて膵炎の病理変化(膵実質の減少、線維化が全体に散在する)が存在。



準確診例) probable chronic pancreatitis

1aUSに於いて膵内粗大高エコー、膵管の不整拡張、辺縁凹凸な膵の変形のうち一つが描出される。
1bCTに於いて辺縁不規則な凹凸がみられる膵の変形が描出される。
2ERCPにて膵管の不規則な拡張、蛋白栓のいずれかが観察される。
3aセクレチン試験に於いて重炭酸塩濃度の低下のみか、膵酵素分泌量と膵液量の両者/いずれか一方の減少が存在。
3bBT-PABA試験における尿中PABA排泄率の低下と便中キモトリプシン活性の低下を同時に2回以上認める。
4生検組織・切除組織に於いて線維化が小葉内に限局するが実質脱落を伴う。
もしくはラ島の孤立、仮性嚢胞の存在。
このほか蛋白栓・膵石・膵管拡張・増生・上皮化生・嚢胞形成を伴う。




(2001/3/27)