閉塞性動脈硬化症




ASO(閉塞性動脈硬化症)の診断基準

(糖尿病大血管障害研究会)
(1)または(2)
(3)+Minor criteria1つ以上
Minor criteria2つ以上(疑診)


Major Criteria
  1. 血管造影にて閉塞が著明である
  2. API=0.8以下
    (API=Ankle pressure index)
  3. 虚血による間欠性跛行
    または安静時痛
Minor Criteria
  1. 動脈拍動の減弱・欠損
  2. 壊疽・潰瘍の存在または既往
  3. 四肢動脈の著しい石灰化

注)石灰化の著しい例ではAPIが高めに計測される場合があり、このような例では超音波による血流検査所見を参考とする。




Fontaine分類

I度冷感・しびれ感・Raynaud症候など
II度間欠性跛行
III度安静時疼痛
IV度潰瘍・壊死
臨床症状による患肢の血流不全の程度を予測する分類



Rutherford分類

[Rutherford RB et al: Suggested standards for reports dealing with lower extremity ischemia. J Vasc Surg 26:517,1997]
臨床定義客観的基準
00無症状 循環動態からみても有意な閉塞性病変なしトレッドミル運動負荷試験あるいは反応性充血試験正常
1軽度跛行トレッドミル運動負荷試験終了可(*)、運動後のAP>50mmHg、 しかし安静時に比して最低20mmHg下降
I2中等度跛行1群と3群の中間
3高度跛行標準的トレッドミル運動負荷試験終了不能(*)および運動後のAP<50mmHg
II4虚血性安静時痛安静時AP<40mmHg、足関節あるいは中足骨PVRの平坦化あるいは波高の激減 TP<30mmHg
III5軽度組織消失 非治癒性潰瘍、後半足虚血を伴う限局性壊疽安静時AP<60mmHg、 足関節あるいは中足骨PVRの平坦化あるいは波高の激減 TP<40mmHg
6広範な組織喪失 TMよりも高位に拡大、もはや機能的足部リム・サルベージ不能5群と同じ

AP:足関節圧
PVR:容積脈波測定
TP:足跛血圧
TM:中足骨 (*)標準的トレッドミル運動負荷試験は 勾配12%、2 mphにて5分間である。

Fontaine分類よりさらに細分化した客観的で再現性の高い分類である。



update Feb, 2002