気管支喘息





成人喘息の定義

(厚生省免疫・アレルギー研究班:喘息予防・管理のガイドライン 1998)


 喘息は気道の炎症と種々の程度の気流制限により特徴づけられ、発作性の咳、喘鳴、および呼吸困難を示す。気流制限は軽度のものから致死的な高度のものまで存在し、自然に、または治療により少なくとも部分的には可逆的である。

 気道炎症には好酸球、T細胞(Th2)、肥満細胞など多くの炎症細胞の浸潤が関与し、気道粘膜上皮の損傷が見られる。
 長期罹患成人患者では気流制限の可逆性の低下が見られる傾向があり、しばしば気道上皮下基底膜肥厚などのリモデリングを示す。
 反応性のある患者では、気道炎症、気道のリモデリングは気道過敏性を伴う。



喘息重症度の分類

(厚生省免疫・アレルギー研究班:喘息予防・管理のガイドライン 1998)

重症度治療前PEF,FEV1.0臨床症状の特徴発作
間欠期
日常
生活
必要なステロイド薬
軽症ステップ1(間欠型)
予測値/自己最良値の80%以上
変動20%以下
喘鳴・咳、呼吸困難
 週1-2回以内、
月1-2以内夜間に症状、
 ただしその他は無症状
明らか普通 
中等症ステップ2(軽症持続型)
予測値/自己最良値の70-80%
変動20-30%
週に2回以上の発作
 日常生活や睡眠が妨げられる夜間発作が月2回以上
不明瞭しばしば障害低用量の吸入BDP
200-400μg未満
ステップ3(中等症持続型)
予測値/自己最良値の60-70%
変動は30%以上
慢性的に症状がある。
β2刺激薬頓用/吸入がほとんど毎日必要
日常生活や睡眠が妨げられる(週1回以上)
夜間発作が週1回以上
BDP 400-800μg
(1200μg)
重症予測値/自己最良値60%以下
変動30%以上
治療下でもしばしば増悪、
症状持続、
夜間発作・日常生活制限伴う。
なし不能PSL 10mg/day以上
PSL 5mg+BDP600μg/day以上
BDP
800-1200(1600)μg/day 以上


(2001/1/13)